2015/3/24稽古メモ

参加者少なめ。子供の部は3人でスタートした。
 
今回も引き続いて型を練習した。四方囲いと基本打ち(扇打ちとか)をやろうと思っていたのだけど、想定外に時間を取られ、囲いだけ少しやったに留まった。原因は子供同士のケンカである。
 
相対して囲いをやらせていたのだが、お互い相手の態度が気に入らないとかで練習にならない。慣れない説教をすることになっ
た。
 
よく話を聞いてみると、お互いに相手の態度が悪く真面目にやらないので、自分も不満を表すために態度を悪くしているのだ、
と。同じことを言っている。多分始めのちょっとしたすれ違い、普通ならスルーできるようなことがたまたまここまでこじれただけであって、だとすればそれはすごくばかげていてもったいないことだ。
 
そもそも我々はスポーツチャンバラなんてものをやってるけど、基本的に人間は棒で叩かれるのはすごく嫌なことのはずだ。それでもこうやってチャンバラができているのはなぜか。自分のことを叩いてもいいから一緒にチャンバラやろうぜ、と相手が言ってくれているからだ。
そんな相手の気持ちに対して常にリスペクトしていなくちゃいけない。リスペクトを表すのに必要なことはひとつ、どんなときも精一杯、一生懸命プレイすることだ。舐めた態度を取ることは絶対に許されない。
 
2人とも普段から真剣に取り組んでいることを知っている。保証する。だからここは少しお互いに我慢して相手をリスペクトする姿勢を見せてほしい。そして、相手の態度が悪いから自分も悪くするのと同じように、相手が頑張っているのだから自分も頑張らなくては、と思ってほしい。協力して練習しているうちに逆に相手の良いところが見えてきて、ケンカしたことなど些細なことだと分かるはずだ。
 
というロジックで語ってみたが、多分すとんと腹に落ちることはないのだろう。そうは言っても互いにムカついたのは事実なのだろうから。稽古で上手く盛り上げる場を作って自然に仲直りできるようにするのはこちらの課題だ。